ライコネンやねんさんがネタを振ってくれました。
古いBOSSのエフェクターは、ACアダプターから電源が供給されないという事です。
私のは、BOSSのCE-2という古いコーラスですが、CE-3も同じです。
これに、９Vのアダプターを接続しても電源が供給されません。
古いBOSSのエフェクターは、ACA-100という古いアダプターを使う事を前提に作られてまして、中に減圧回路が入っています。
ACA-100の構造はよく解りませんが、実は９Vではなく、無負荷状態で10～15V供給されていたようです。だから、エフェクター側で減圧しなきゃいけなかった。
所が、最近のアダプターは安定化された９Vなので、減圧されちゃうと電源容量が足りなくなっちまう訳です。
そのため、減圧回路をとっぱらっちまうモデファイが必要になります。
ダイオード1個と抵抗1個だけなのでそんなに難しくはありません。
が、やっぱりこういうのに慣れていないと訳解らん！ということになりますので、誰にも紹介できるわけではありません。
そこで使えるのが、
イバニーズから発売されてるＤＣ５というケーブルです。
これは、1つのACアダプターから複数のエフェクターに電源を供給するケーブルです。
DC3でもイイですよん。
DC5を使って、CE-2と他のエフェクターを同時に繋げます。
こうすると、CE-2にもちゃーんと電源が供給されちゃいます。
他のエフェクターってのは、最近の９Vアダプターを前提に作られたエフェクターです。
BOSSなら、PSA-100というアダプターを使うエフェクター。
他社でも、最近のエフェクターならだいたいOKです。
ほーら、ちゃんとLEDが光ってるでしょ？
CE-2の中に006P電池が入ってる訳じゃないですからね。
この時、重要なのはエフェクター同士パッチケーブルで繋げること。
こうする事によってグランド（マイナス：アース）を共通化させる必要があります。
実際、エフェクター同士を切り離すと電源が切れちゃいます。
（実は、この写真失敗。エフェクターからジャックを抜くとｏｆｆになりますので、ここでは赤い方のジャックを抜いて見せるべきだった。でも同じですから）
さーて、なんでこうなるのか。
回路の説明はこんがらがるし、私も解らない所が多いので原理だけ。
電気は水と同じように高い方から低い方へ流れます。
他のエフェクターを繋げる事によって、低い場所を作ってやる事になります。
電源供給の流れはパラレル（平行）なので、エフェクターの順番はどうでもイイです。
古いACA-100というアダプター。
もう生産完了品でして、普通では入手できません。
ローランド（BOSS）のホームページには、
こんな説明がされています。
要は、他のエフェクター繋げろと。
生産完了しちまったアダプターでないと使えないビンテージエフェクター。
これを利用するためには・・・・・ちょっと無理がある説明のような気がしますがね。
ま、これと原理的に同じ事です。
如何？
やってみりゃ簡単ですよ。