そして、バトンは渡された
瀬尾まいこ著 「そして、バトンは渡された」読了
2019年の本屋大賞受賞作。
芥川賞や直木賞よりも本屋大賞の方が好きなので読んでみた。
なかなか良かったです。
主人公の親が、親の都合でどんどん変わっていくという設定が、最初なかなか馴染めなかったんだけど、それは親が主人公を大切に思っているからなのだというのが最後の方でわかって、ほんわかした気分になれます。
ただ、ストーリー展開はドラマチックなものがないので、読み終えるのに1か月以上もかかってしまいました。
次のページ、次のページとめくりたくなるわけじゃなく、一段落したところで次に読み始めるのに間隔が開いちゃうのね。
これって、もしかしたら面白くないからじゃん?と思わんでもないけど。
でもまあ、良い作品でした。
初めての「瀬尾まいこ」さん、好きな作家さんになりそうです。
それと、あとがきが上白石萌音さんなのね。
最近ドラマによく出てるけど、あまり続けて見ようとおもわない作品ばかり。
ただ、歌はうまいなぁと思ってた。
下に貼っておきますが、「瑠璃色の地球」なんて感動ものです。
で、そのあとがきがなかなか良かったんです。
文章を書くのってそう簡単じゃないですし、こんなあとがきなかなか書けないですよ。
たいしたものです。
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