ひかりの魔女

43Street

2021年03月25日 11:58

山本甲士著 「ひかりの魔女」 読了

本屋さんでおすすめされてたので手にした本。
山本甲士さんは初読。

ほんわかしたホームドラマってな感じで、気楽に読めました。

一人暮らしになっちゃったおばーちゃんを、息子夫婦の家庭に招き入れる所から始まる。
主人公は、その息子夫婦の息子。大学浪人生。
おばーちゃんは、その昔書道教室をやっていて、そこに通っていた生徒達が立派に成長し今でもおばーちゃんを先生と慕う。
父は電気工事関連の会社で遅くまで働くがリストラの危機。
母は近所の惣菜店でパートで働くが、その惣菜店が潰れそう。
妹が一人居て中学生反抗期。
問題だらけなんだけど、おばーちゃんと昔生徒だった子達がどんどん上手く行く方向にもっていく。
でも、直接的に関与するわけではなく、その辺のストーリーがなかなか面白い。
例えば、反抗期で不良の中学生の娘。
おばーちゃんの生徒だった方から犬を借りて、その世話を妹に任せると、どんどん更生して家庭でも話題が増え明るくなっていく。
おばーちゃんは単に犬を借りてきただけなんだけどね。
まあ、すべてに置いて「あぁ良かったね。」という感じ。

読了感はあまりないけど楽しめました。

関連記事