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2011年02月08日

疾風ガール

疾風ガール誉田 哲也著「疾風ガール」読了

誉田哲也は「武士道シックスティーン」がとても面白かった。
続編のセブンティーンも出てるんだけど、文庫版にはまだなっていないようなので、同著であるこっちも読んでみた。

主人公は、アマチュアロックバンドでギターを弾く19歳の女の子。
この子のイメージがとても良いんだな。
武士道・・・もそうなんだけど、誉田哲也の書く女性キャラクターはどれもとても魅力的だ。
ただ、「疾風ガール」、どうしても武士道・・・と比べてしまうんだけど、私には武士道・・・の方が面白かった。
最近、アマチュアバンドを題材にした小説や映画がとても多い。
(3ヶ月前には「ラットマン」を読んでいる。)
アマチュアバンドの末席にいる私としてはとても嬉しいし、面白いんだけど、逆に冷ややかになってしまう一面もあるんだな。
続編に「ガール・ミーツ・ガール」というのが出ていますが、これは読むかどうか迷う所。
誉田作品なら、「武士道シックスティーン」をお勧めします。

疾風ガールさて、今回の主人公が弾くギターがこれ。

Gibson Les Paul Jr.のダブルカッタウェイ
本文では「小振りの赤いギター」とある。
ただ、Les Paul Jr.に「赤」は無いと思う。
普通はテレビイエローかサンバースト、ホワイトをよく見るんだけど、「赤いギター」と言うなら、これだろうな。

女の子のロックバンドには、このギターはとても良く似合っている。
ここまで具体的にかつ詳細にバンドやライブ、機材の事まで書いている誉田哲也、やるじゃないか。

さて、主人公「夏美」はインディーズでのカリスマギタリスト、整った顔、誰をも虜にしてしまう才能、誰にも媚びず、どこまでもまっすぐなキャラクター。
映画にするなら誰だろうなぁ・・・って想像するのは楽しみのひとつだけど、今回の「夏実」は私の中では、中ノ森BANDの中ノ森文子がバッチリ重なった。
実際、新書版のカバー写真に使われているらしい。 ->こちら
写真じゃFender系のギターを抱えてるけどね。

こういう売れ筋路線ガールズバンド・・・批判がもの凄く多くて、すぐに消えてっちゃう。
ちょっともったいないね。

あ、文庫本のカバー写真も悪くないです。
MAI TANAKAという女の子が撮ってる写真です。


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この記事へのコメント
お久しぶりです。

自分も中ノ森バンドは結構期待していたので解散は残念でした。自分は音楽に関してはもっぱら聞くだけなんですが、メジャーでビジネス主体の「大人」に踊らされてるくらいならインディーズで自分達のペース、自分たちのやり方で何かを表現しているバンドの方が生き生きとしていて好きです。ライブやるだけでも、ハコの選択、スケジュールまで管理されてたら、生き生きとした音楽って出てこないと思うんです。

ということで、ボクはメジャーで活躍する方々も追っかけたりしますが、基本的にはインディーズバンドを応援しています。
Posted by Yoshitaka at 2011年02月11日 23:39
> Yoshitakaさん
そうですよね。
インディーズが食って行けたらそれが一番クリエイティブでしょうが、メジャーでも食っていけない世知辛い業界のようですね。
私もインディーズ応援します。
金は出さんけど。(^_^;)
Posted by 43Street at 2011年02月14日 10:24
 
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